アトピーを治そうと大きな括りで考えてしまうと大変なように思いますが、大事なのは健康な体を取り戻すことです。
基本は、「快食」「快眠」「快便」の継続。毎日の生活の中で「快食」「快眠」「快便」を心がけるだけで、肌トラブルの抑制や症状の緩和が期待できます。
食事は空腹感を感じてから取るようにし、腹八分目で食べ終えるようにします。
化学調味料を使用している市販品やインスタント食品などは避け、なるべく自分で作るようにしましょう。
間食にも注意が必要です。悪い油を使っている市販のスナックを食べると、肌に刺激を及ぼします。
おすすめは、果物やイモなどを使用した自然のお菓子です。
体調を整える上で、休息は欠かせません。睡眠不足になると気分が優れず、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンにも弊害が生じます。
朝までぐっすり眠って体を休めると疲れが取れ、ストレスも軽減されるのです。また質の高い眠りは肌効果も高めてくれます。
毎日のお通じはデトックスにつながっています。
便秘が続くと腸の中で古い食べ物が腐敗していくため、体に悪影響をもたらしてしまうのです。こまめに体を動かし、食物繊維や水分もしっかり摂取するようにしてください。
そのほかにも日々の習慣を少し見直すだけで、アトピーの改善に役立つことがあります。
食事に関しては、揚げ物や外食ばかり好んで食べていると、αリノレン酸とリノール酸のバランスが悪くなります。
そのため、良質な油をとるのが大事。ごま油やチアシード油などαリノレン酸(オメガ3)油が含まれているものを積極的にとるようにしましょう。
「体温を上げる」こともアトピーの改善にとって必要です。そのためには普段から体を冷やさないのが大事ですので、冬だけでなく夏も飲料水に氷を入れて飲んで、冷蔵庫でキンキンに冷やしたものを飲むのは控えるようにしましょう。
冷えない体づくりには、バランスの良い食事と適度な運動も欠かせません。
自律神経の乱れもまたアトピー性皮膚炎の原因といわれえています。副交感神経や内臓の働きが活発にするには、腹巻きなどでお腹を温めましょう。
こうした日頃のちょっとした心がけが、アトピーの改善につながるのです。